
回転機器設計時の留意事項から、使用中の「漏れ」対策まで、軸シールに関する疑問にSK人くんがお答えします。
軸シールは、どんな機器に取付けるのですか?
ポンプ、撹拌機、ミキサー、遠心分離機、圧縮機、脱水機等あらゆる回転機器に取り付け可能です。
取付け機器の設置状態は縦軸・横軸?
縦軸・横軸どちらでも対応できます。
どのくらいの高圧までシールできますか?
標準的には真空(FV)から6MPa・Gが可能です。それ以上の場合もご相談ください。
温度範囲は?
標準的には -80 〜 300℃ の範囲なら問題ありません。それ以外の温度域に関しても、ご相談ください。
どのくらいの回転数(周速)まで対応可能ですか?
回転数だけでいえば、小サイズのものであれば、毎分10000回転くらいは可能です。軸の周速換算で25m/sec以下が一般的です。
どのくらいの大きさまで製作できますか?
取付け機器の軸寸法で8 〜 300 mmくらいは製作可能です。
インサイドメカニカルシールを使用中ですが、濃度の高いスラリーを扱うため洗浄などが大変です。摩耗時に増し締めもしたいのですが、良い対策はありますか?
アウトサイドメカニカルシールへの改造をお薦めします。MU形であれば、スプリング付回転環と摺動材接触面が外部から確認でき、洗浄や増し締めが容易です。結果的に機器の寿命も延びます。改造工事も簡単ですので、ぜひご相談ください。

当初はスラリーのない酸化チタン液だったのですが、現在はEGスラリーが混入しているため、メカ漏れが頻繁に発生して困っています。どうすれば、良いのでしょう?
標準メカニカルシールをご使用であれば、Vリングにスラリーが堆積したり、スプリング部に固着したりで大変だと思います。
対策としては、スラリーに強いメカニカルシールへの改造が有効です。
スプリング部が非接液、二次シールがOリング、などの特長をもった静止形PBシリーズであれば、スラリーによる作動不良から開放されメカ漏れの発生が抑制できます。メンテナンスがラクで、寿命も大幅に延びます。

うちのスラリーポンプ、断続運転を強いるためか、再スタート時にメカ漏れなどのトラブルがよくあります。何とかなりませんか?
停止中に、スラリーがメカニカルシールのスプリングなどの狭い部分に堆積・付着して作動不良・メカ漏れを起こしていると思われます。解決策としては、スプリング・ピン非接液のECOシリーズへの換装をお薦めします。スプリング等へのスラリーの影響がないため、堆積による作動不良はありません。また、メカニカルシールとしては同類のシングルインサイド形への改造ですから、余分な改造が必要なく、低コストで処理できます。

古くなって漏れはじめたメカニカルシール、低予算で修理できますか?
おまかせください。メカニカルシールの修理・メンテナンスは、三和工機の得意技。3Rサービスで、より低価格・短納期でリフレッシュ致します。
< SK人くんの3R SERVICE >
- Repair (修理・修繕)
- 部品を再生するから、新作より低価格!
- Recycle (再利用)
- 使える部品は再利用するから、新作より納期が早い!
- Rapid (迅速・短納期)
- 営業部門と工場の緊密な連携!
メカニカルシールの修理って、どんなことをするのですか?
修理が必要なメカニカルシールは、
- (1)
- まず細かく分解します。
- (2)
- 分解した部品を詳細にチェックし、修理明細調査書(部品ごとに修理・再利用・新作等を判断したカルテ)と見積書を作成致します。
- (3)
- 正式発注となれば、修理作業開始。部品の汚れを落とし、研磨・旋削・摺動面のラッピングなど、新品同様にリフレッシュします。さらに、必要な部品は新作し、すべての部品を測定検査します。測定検査合格後、各部分の組立を行い、出荷検査をします。
- (4)
- 出荷検査合格後、梱包し出荷致します。
外観・機能とも、新品と遜色なし。機器本体とのマッチング、コスト面、地球環境面から考えても、全新作するより有利です。

( 修理前のメカニカルシール )
( 分解したメカニカルシール )
( ポリブラスト処理前 )
( ポリブラスト処理後 )

( 修理後のメカニカルシール )
